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    定義

    臍部(へそ)の高さの周囲径です。内臓の脂肪の程度を調べます。

    内臓脂肪面積が100cm2を超えると、高血糖・脂質異常・高血圧の合併率が高くなります。しかし正確に調べるためのCT検査はどこでも簡便に行えるものではないため、スクリーニングとしてウエスト周囲長が採用されました。内臓脂肪面積100cm2に相当するウエスト周囲長として、男性85cm/女性90cmと決められています。内臓脂肪を正確に調べるには、CTスキャンによる検査が必要です。おへその高さの胴を輪切りにした画像で、内臓脂肪の面積が100cm2以上を内臓脂肪過剰蓄積としています。日本肥満学会では1200人のCT検査を行って内臓脂肪を測定し、その人たちが高血糖・脂質異常症(高脂血症)・高血圧をどれだけ合併しているかを調べました。その結果内臓脂肪が100cm2を超えると、100cm2未満の場合と比較して、合併する疾患数が50%以上高くなることから、これをメタボリックシンドロームの内臓脂肪蓄積の基準としました。

     

    生活改善提案

    <食事>
    ・腹8分目にし、食べ過ぎないようにしましょう
    ・夜間勤務の方や交替勤務の方は、3食規則正しく摂取しましょう。
    ・野菜を中心に摂取しましょう。
    ・間食や夜食は控えましょう。
    ・甘い物(洋菓子、チョコ等)や脂肪(マヨネーズ、バター等)の多い食品は控えましょう
    <運動>
    ・有酸素運動をしましょう。ゆっくり大きく筋肉を動かすようにしましょう。
    <肥満>
    ・肥満を食事や運動で解消し、適正体重にしましょう。
    <禁煙>
    喫煙者は喫煙者は禁煙しましょう。
    <アルコール>
    ・禁酒、節酒しましょう。

    腹囲と同時にリスクが2つ以上重なっている方は、今日から生活習慣改善に着手することが必要です。また現在は肥満以外にリスクが伴わなくても、内臓脂肪型肥満では数年以内にリスクが出はじめる可能性が心配されますので、対策を始めて早すぎるということはありません。内臓脂肪蓄積を引き起こす最大の原因が、過食と運動不足であることは間違いありません。ですからメタボリックシンドロームを改善・予防するには、過食と運動不足を解消して、内臓脂肪を減らすことが大切です。過食になりがちな食生活を改めて、積極的に体を動かし適度な運動を日常生活にとりいれる、この2点がメタボリックシンドローム改善の柱になります。さいわい内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、増加しやすいけれど減りやすいという特徴があります。食事量を減らすだけでも、運動量を増やすだけでも、比較的容易に減少していきますが、このふたつを併せて行うのがより効果的です。メタボリックシンドロームの改善にはそれほど厳しい目標設定は必要ありません。まずは現体重の3%を3-6ヵ月かけて減量することを目標にしましょう。標準体重まで無理に減量することはありません。たとえば体重80kgの人であれば3%の2.4kgを3-6ヵ月で減量すればいいのですから、1ヵ月に0.8kg減らせば十分です。それだけでも血圧・血糖・血清脂質の値や、アディポネクチンの分泌の改善が見込まれます。それが達成できれば、今よりもずっと自信がついているはずです。その時点で次の目標を設定し、徐々に血圧・血糖・血清脂質を改善していきましょう。

     

    関連する疾患

    • 男性 85㎝以上:内臓脂肪型肥満
    • 女性 90㎝以上:内臓脂肪型肥満

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