「亜鉛」は味覚を守る重要な栄養素! 不足するとどうなる?

犬

 

亜鉛とは

 

亜鉛は、熱に強いミネラルで加熱調理しても問題ありません。

しかし、吸収率が低いのでクエン酸やビタミンCなどの亜鉛の吸収率を上げてくれる栄養素と一緒に摂取することがポイントです。

亜鉛を多く含む食品として、「カキ」が知られています。

他にも、魚や肉などの動物性食品に多く含まれています。

 

 

亜鉛が不足すると?

 

亜鉛が不足すると、味覚障害が起こります。

亜鉛は、栄養素の中でも欠乏症が起こりやすい栄養素です。

欠乏症になると、味覚が鈍くなり、味が薄く感じたり、時には異常な味を感じるなどの障害が起こります。

味覚障害の良くない点として、「食欲がなくなる」という点が挙げられます。

食べ物がおいしく感じられなくなり、食欲不振が継続するとさらに欠乏症が進みます。  

食欲不振や亜鉛不足は、コラーゲン不足を招き、肌荒れの原因にもなります。

 

 

 

亜鉛を多く含む食品は意外と多い

 

亜鉛を含むもの

 

【亜鉛を多く含む食品】

亜鉛の一日の摂取量の目安は、8mgです。

含有量は、カキがトップで100gあたり13.2mgです。

肉類では、レバーのほかには牛肉全般に入っています。

 

卵は、卵黄に含まれます。

ウナギは、卵より多くの亜鉛を含みますが、肉類と比較するとやや少なめです。  

亜鉛が多く含まれるのは、カキをはじめとする魚介や肉などのため、ダイエット中には、亜鉛欠乏症が起こりやすくなります。

また、カップラーメンやレトルト食品に入っている添加物は、亜鉛の吸収を阻害します。

そのため、亜鉛は、現代人が不足しがちな栄養素の代表になってしまいました。

ビタミンCと同時摂取がコツです。

 

 

上手な食べ方

 

ほうれん草

 

カキは、レモンなどのビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がります。

レモンやすだちなど、柑橘系のものを絞ってかけましょう。

また、レバーや卵は、ビタミンCを含むニラやにんじんなどの緑黄色野菜と一緒に炒めて食べると彩りもよく、吸収率がアップします。

ニラ玉やニラレバはそういう意味でもとても良いメニューですね。

 

 

出典 

栄養学一年生 宝島社

 

監修者情報

佐藤祐造

名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

ヘルスライフと目指す未来。

小さなことを少しずつ。

よい生活習慣を身につけることが健康への第一歩。

 


ヘルス × ライフ
健診結果、歩数、体重などあらゆる生活データを
管理できるアプリ。

健康に関するコラムを読めたり、
健診結果のAI予測もできます。

日々の健康管理を始めてみませんか?