シルバーウィークは…そうだっ! 山へ行こう! (準備編)

登山

 

豊かな森林が広がる日本の山地では、初夏の新緑、秋の紅葉など四季折々、変化に富んだ景観を堪能できます。

キャンプ、川遊び、トレイルランなどさまざまな遊びを提供してくれる「山」。

 

今回は、山をゆっくり歩いて楽しむ方法をお伝えします。

 

監修者情報

佐藤祐造

名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

初心者の山歩き

 

まずは準備から。山歩きや登山を快適に楽しみ、また事故を防ぐための服装や道具についてご紹介します。

 

登山

 

 

山歩きの服装と持ち物

 

登山する人

 

山は平地と環境が大きく異なるため、適した服装や道具を用意する必要があります。

例えば、標高が100メートル上がるたびに気温は0.6度下がるので、保温対策は万全にしなければなりません。

積雪のない時期に低い山に登る場合でも、以下のようなものは必須です。

 

<レインウェア(上着)>

レインウェアは雨や風から身を守れる防水透湿性の上下に分かれた山用を選びます。

防水透湿素材なので、肌寒いときはコート替わりにも使えます。

ジャケットとズボンで分かれたタイプが着替えやすくて便利です。

 

<防寒着>

防寒着(中間着)には、保温性の高いフリースジャケットなどを用意します。

ズボンは、伸縮性の高いストレッチ素材を使った長ズボンがお勧めです。

 

<トレッキングシューズ>

不安定な山道でもグリップが良く、足首をしっかり包み込んでくれる山登り用の靴には、ハイキング用から降雪期の高山用まであります。

日帰りの山歩きからはじめる初心者であれば、軽登山靴(トレッキング・ブーツ)が良いでしょう。

転倒によるケガを防ぐためミッドカット以上のものを。

つま先を靴の先端に合わせたとき、かかとに指1本分のゆとりがあるものを選びます。

 

<リュックサック>

日帰りの山歩きでも必要なものを無理なく納めるなら25リットルから30リットルくらいの容量のあるものを選びましょう。

荷造りの際、着替えなど軽くてかさばるもの、あまり使わないものは下部底に。

カメラや地図、雨具、保温着など、頻繁に使うものは上部か左右のポケットに入れます。

出し入れしやすいポケットがついているものを選びましょう。

 

<靴下>

中厚で速乾性素材やウールのもの。

予備も用意します。

 

<手袋>

UVカット機能を備えたトレッキンググローブ。

メッシュ素材、汗ムレも抑えられるものを選びましょう。

 

<帽子>

頭部のケガの防止、熱中症、日焼け対策のためにかぶります。

意外に必需品です。

 

<ヘッドランプ>

ヘッドランプは登山の必需品。

予備電池も用意しておきます。

 

<水筒>

山での行動時間1時間当たり300ミリリットルを目安に。

5時間の日帰りハイキングでは1.5リットルほどの飲み物を用意します。

あとは、地図、コンパス、トレッキングポールなどを準備したいところです。

その他、いざというときのために、絆創膏などの救急用品や常備薬、健康保険証のコピーも準備しておきましょう。

その他、必要に応じて、下着の替え、サングラス、ザックカバー、タオル、日焼け止め、虫除け、トイレットペーパーなどを用意しておきましょう。

 

山歩きの服装と持ち物

 

最近では、WEBショップで登山装備のレンタルを行っているところもあります。

リュックサック、シューズ、トレッキングポール、レインウェアなどさまざまなアイテムを1万円程度で借りることができるショップも出てきましたので参考にしてください。

 

 

出典

農林水産省 aff 2019・10月号 山へ行こう 

 

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