肥満は「がん」の発生に関係あり? 効果的なダイエット法とは?

太い腰

 

人生100歳」時代となった今、日本人は約半数ががんに罹患し、半数が認知症になる時代となりました。

もちろん、がんにも認知症にもならない人もいらっしゃいます。

健康に長生きする秘訣はあるのでしょうか。

 

監修者情報

佐藤祐造

名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

 

肥満は「がん」の発生と関連がある!?

 

世界的にみても、糖尿病と高BMI(BMI=25以上)は殆どの国で増加しています。

国際がん研究機関(IARC)は、高BMI(BMI=25以上)は、多数のがんに関連があると発表しました。

(具体的には結腸、直腸、胆嚢、膵臓、腎臓、肝臓、子宮内膜、閉経後乳がん、卵巣、胃噴門および甲状腺癌、食道腺癌および多発性骨髄腫など)

 

ウエストをはかる

 

しかも高BMI者のがん症例数は、糖尿病患者のがん症例数の約二倍になるとしています。

 

 

がん予防の為には肥満改善が有効

 

今まで、単純な肥満や高BMIががんにつながるというはっきりとしたデータがなかったため、単に「生活習慣を改善しましょう」としか指導や指摘ができていませんでした。

しかし「単純な肥満や高BMIによって、がんになる可能性」が報告されたため、今後は「がん予防のために肥満を改善しましょう」と明確に指導される場合も出てくる可能性が・・・。

しかも、体中のあらゆる臓器への発がん性が示唆されるとなれば、まずは「体重管理」が今後のがん予防の第一歩になると思います。

 

体重測定

 

 

効果的なダイエットには、「毎日体重を計測して、記録する事」

 

体重管理と聞いて、最初に浮かぶのは「体重計測」であると思います。

筆者は毎年1000人以上の保健指導をしてきましたが、体重を計測するだけで痩せた人はほとんどいないといっても過言ではありません。

 

ではどうすると痩せるのでしょうか?

 

ずばり「記録すること」、データを残すことです。

毎日体重計測して、毎日残すこと、この繰り返しが実は一番効果的ではないかと考えます。

できれば、折れ線グラフにして見える化するのがコツです。

 

では、データを残すとどうして効果的なのでしょうか?

それは、以下の2点が考えられるためです。

 

1つ目は、痩せてきたことを実感できるとモチベーションが上がるためです。

痩せているうちは、モチベーションが上がるものです。

このモチベーションを継続するために、見える化と記録が必要です。

 

2つ目は、振り返りが出来るためです。

どんな時に太ったのか、もしくは痩せたのかなど、自分で振り返ることができます。

 

 

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ヘルス×ライフで扱う体重、歩数、血圧などすべての項目が健康に関連します。

健康データを管理していくことが、10年先、20年先の健康につながります。

 

今や、人生100歳時代です。

ご自身の健康の為に、まずは「体重計測と記録」から、始めてみませんか?

無料アプリ「ヘルス×ライフ」では、毎日計測した体重を記録する事ができます。

毎日続けていくと、ご自身の変化を確認できますよ。

 

 

出典

The Lancet Diabetes & Endocrinology Volume 6, No. 2, p95–104, February 2018

 

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よい生活習慣を身につけることが健康への第一歩。

 


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