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    定義

     

    赤血球の中に含まれるたんぱく質で酸素と結合して、全身に酸素を運ぶ働きをします。血色素量が少ない状態が貧血です。

    鉄とたんぱく質が結びついた赤色素たんぱく質で赤血球に含まれる。
    血液中に含まれるヘモグロビンの量を血色素量と呼ぶ。ヘモグロビン(Hemoglobin)とは、赤血球に含まれる赤色素たんぱく質のことです。鉄(ヘム)とたんぱく質(グロビン)が結びついたもので、血液が赤い色をしているのはヘムが赤色素を持っているためです。血色素量は体内の血液中に含まれるヘモグロビンの量を表します。血液中のヘモグロビンは肺で酸素と結びつき、身体全体に酸素を運び、体内の組織にたまった二酸化炭素を回収して再び肺まで運ぶ働きをしています。鉄分が不足するとヘモグロビンを合成できず赤血球自体が小さくなり、数も減ってしまうので体内の組織に酸素を十分に行き渡らせることができなくなります。その結果、動悸・息切れ・疲労感・頭痛などが起きやすい鉄欠乏性貧血になります。ただし慢性的に進行する場合が多く、その際は自覚症状が表れにくいことがあります。また爪がもろくなりスプーンのように反り返る匙状爪(さじじょうつめ)になることもあります。

     

    生活改善提案

    ・子宮筋腫、過多月経、更年期障害でも貧血が進みます。
    ・無理なダイエットや偏食は控えましょう。
    ・肉や魚、大豆など良質のたんぱく質を摂取します。また、肉、レバー、ほうれん草、小松菜など、鉄分を多く含む食品を摂りましょう。さらに、鉄分を吸収しやすくするため、トマト、人参、りんごなど、ビタミンCを多く含む旬の野菜や果物も一緒に食べましょう。
    ・睡眠不足は貧血を進みます。しっかりと睡眠をとりましょう。
    ・喫煙者は禁煙をしましょう。
    ・筋力を上げると、新陳代謝が上がり、赤血球の生産が上がります。筋肉を大きく動かす運動が有効です。

    体内で鉄を作ることはできないので、食物から補給することが必要です。成人男子では一日1mg程度の鉄が体外へ排出されます。日々の食事では約10mgの鉄を摂取することを目標として、そのうちの1割が体内に吸収されます。食品中に含まれる鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があり、前者はレバーやあさりなど動物性食品に多く含まれており、後者は野菜など植物性食品に多く含まれています。この2種類で大きく違うのは、体内での吸収率です。「ヘム鉄」の吸収率は10~20%であり、「非ヘム鉄」は2~5%です。日本人が1日の食事から鉄を補う量は、大人の男性では7.5mg/日、月経のある女性では11mg(月経のない女性:6.5mg)が推奨されています。貧血を予防するためにはまず、毎日失われる鉄を食事からしっかり摂ることが必要になります。鉄の他にもヘモグロビンなどの材料になるたんぱく質・鉄の吸収を高めるビタミンCの摂取も大切です。鉄もたんぱく質も多い食品には牛肉やレバー・カツオなどの赤身の魚・あさりなどが、ビタミンCが多い食品には緑黄色野菜・果物などがあげられます。さらに赤血球が作られるときには葉酸(ビタミンの1種)やビタミンB12などが必要になります。葉酸の多い食品はホウレンソウ・アスパラガス・ブロッコリー・納豆、ビタミンB12の多い食品はレバー・魚介類・チーズなどです。
    このように動物性食品・植物性食品をバランス良く組み合わせて食べることがポイントになります。貧血予防におすすめメニューの一例としては、「小松菜と牛肉の炒め物」「レバーのしそ揚げ」「あさりの酒蒸し」「ひじきと大豆の煮物」などがあります。

     

    関連する疾患

    • 高値:多血症
    • 低値:鉄欠乏性貧血、慢性出血性貧血

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